はりねずみ

9月になりましたね。8月のうだるような暑さが少し和らいできました。今年は娘が酷いとびひになり、大好きなプールにあまり入ることが出来ず可哀想な夏になりました。先日、娘が「あっ、ハリネズミ!」といって溝を覗き込みました。ハリネズミ?っと思い、私も覗いてみると・・・

 

 

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なるほど、ハリネズミですね。

どうやら土の塊に苔が生えた物体らしいです。子供の発想は時に新鮮で、感動させられます。

胃カメラ電話受付開始

胃カメラの検査が、あらかじめお電話でご予約頂けましたらご来院当日に受けて頂くことが出来るようになりました。朝食を抜いてきて頂く等いくつかご説明事項がございます。お電話にてご説明させて頂きます。

乳腺炎-2(治療)

引き続き、乳腺炎に関して記載させていただきます。

治療としては以下の通りです。(The Academy of Breastfeeding Medicine Protocol参照)

1. 乳汁を乳房内に溜めない。
乳汁が乳房内に滞ることが乳腺炎の一番の原因となるため、頻回に、効率的に赤ちゃんに授乳することが最も大事です。赤ちゃんに正しく乳頭を咥えさせてあげて、患側の乳房より授乳を開始します。乳汁がたまっている方向に赤ちゃんの顎を持ってくるようにします。授乳中に食用油や清潔な潤滑油を用いて、乳腺の閉塞部分から乳頭に向かって優しくマッサージすることも有効な場合があります。

2. 休養、水分補給、栄養
十分な休養をとることは大事です。(これが難しいんですよね・・・。)

3. 患部のクーリング
授乳後は患部を冷やすことも有効です。この際、冷えピタなどの湿布剤は皮膚がかぶれること等がありますので、出来れば保冷剤をガーゼや薄いタオルに巻いて当てて頂くのがいいかと思います。

4. 薬物療法
授乳中はお薬を飲みたくないと言われる方も多いかと思われますが、授乳中でも飲める薬はあります。乳腺炎が重症化しないように必要があれば早期にお薬を内服して頂いた方が良いです。具体的には鎮痛剤、抗菌剤を使用致します。痛みで射乳反射が止まってしまう場合があるので、消炎鎮痛剤で痛みと炎症を押さえることが重要です。また、乳腺炎の症状が出現してから、12時間から24時間経過しても症状が改善してくる兆しが見られない場合は、感染が併発している可能性を考えて、抗菌剤による治療が必要となります。感染性の乳腺炎の起炎菌として最も良く見られるのは黄色ブドウ球菌ですので、その菌に対する抗生物質を内服して頂きます。また、葛根湯も乳腺炎にお出しする薬の一つです。

5. 外科的処置
感染を起こして膿の固まり(膿瘍)を形成することがあります。
その場合、注射針にて穿刺して膿を注射器で抜いたり、数ミリ皮膚を切開して膿を出す処置が必要になる場合があります。

出来るだけ、早期に1.2.3.を行って頂き、治すことが理想ではありますが、母親は一日中、授乳とお乳の手当だけして過ごすことはなかなか難しいです。(それが出来たら何よりなのですが・・。)お家で対処しても軽快してこない場合はご相談下さい^^

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乳腺炎-1 (誘因)

副院長の丸山です。クリニック開院後、感染性乳腺炎のお母さん方を何人か診せて頂いております。以前は大学病院に勤務していたため、診察する機会は多くありませんでしたが、やはり地域の乳腺外来だけに、また女医ということもあってか、授乳期の乳房トラブルに関して診せて頂く機会が増えました。授乳期、非授乳期さまざまですが、家事に育児に忙しいお母さん達にとって、お乳が痛いということは多大なストレスになると思います。少しでもお役に立てればと思っております。

授乳期における乳腺炎の誘因としては以下ようなものが挙げられます。

・授乳回数が少ない。回数もしくは授乳時間を決めて授乳すること。授乳をとばすこと。(乳汁がうっ滞して詰まりやすくなります。)
・赤ちゃんの乳首の咥え方が不適切であったり吸啜が弱かったり適切に吸啜運動が出来ていないために乳房から効果的に乳汁を飲み取ることができないこと。
・乳頭に傷があること。(乳頭から細菌が入り感染をおこします。)
・乳汁の過剰分泌状態。
・急に授乳をやめること。
・乳房が圧迫されること(例:きついブラジャー、シートベルト)
・乳頭の白斑、乳管や乳管口の閉塞
・母親のストレスや疲労
・母親の栄養不良
(The Academy of Breastfeeding Medicine Protocol参照)

実は私も授乳期の赤ちゃんの母親です。
私は日中仕事をしているので夜間だけですが、昼夜を問わず一日中家でお世話をされているお母さんの疲労やストレスは相当なものです。上記にあるように、疲労、ストレスはしばしば乳腺炎の誘因となります。核家族化が進み、孤軍奮闘されているお母さんが多いと思いますが、時には周囲に甘えて休息がとれたらいいですね。(・・・がなかなかそれが難しいんですよねー。)

家のベランダでぶどうが実を付けました。ぶどうの葉の形がきれいので、10年ほど前から育てておりましがようやく今年初めて実を付けてくれました。色が変わっていく様子が美しいので、毎日色の変化を楽しんでいます。

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特定健診を開始いたします

 9月1日より豊中市国民健康保険、および後期高齢者医療保険に加入されている方を対象とした特定健診およびがん検診(大腸がん、前立腺がん)肝炎ウイルス検査を開始いたします。
 被用者保険(健保組合・協会けんぽ・共済・国保組合等)の方の特定健診に関しましては10月1日より開始予定ですので、恐れ入りますがもうしばらくお待ち下さい。
 

初めまして!

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初めまして!
副院長の丸山尚美です。
初めてのコラムでやや緊張しております。

大学時代の友人達から開院祝いに羊の椅子をもらいました。「しろすけ」と言います。
当院スタッフの一員として頑張ってもらうおうと思います!
しろすけ共々スタッフ一同頑張っていく所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。

乳癌は女性の癌の中で一番多く、12人に1人が罹患します。
早期発見にて9割以上の方が完治しますので、何か気になることがあればぜひお気軽に受診して下さい。